社交ダンスの世界大戦!WDC vs WDSF 〜知らないと恥をかく国際組織バトル〜
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種目の名前が変わったよ

先日のメダルテストで「社交ダンスの種目の名前が変わった」とアナウンスがありました。
WDCの変更に伴い、スタンダード→ボールルーム、ラテンアメリカン→ラテン、と。

みなさんなんとなく社交ダンス界はいくつかの団体がある事は知ってるかもですが、
WDCとはなんぞや?
と思われたんじゃないかと思います。

今日のテーマは「知ってたら一目置かれる社交ダンスの国際組織」。普通の人は知らないけど、ちょっと詳しい人からすると「あっ、この人わかってるな」と思われる、そんな知識をお届けします。

社交ダンスって言うと、キラキラした衣装で華麗に踊る姿を想像しますよね。でも実は、その世界の裏側では凄まじい組織間バトルが繰り広げられているんです!その主役が「WDC」と「WDSF」という二大組織。

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WDCとは?〜伝統派の老舗ダンス帝国〜

まず「WDC(World Dance Council)」。これ、1950年にイギリスで生まれた由緒正しい組織なんです。最初は「ICBD」という名前だったんですけど、1996年に今の名前に変わりました。

WDCの特徴は何かというと、**「ダンスは芸術である!」**という考え方です。伝統的な英国スタイルを大事にして、エレガントに美しく踊ることを重視しています。

例えるなら、WDCは「名門私立校」みたいな存在。歴史と伝統を重んじ、格式高いドレスコードがあって、長い間培われた礼儀作法を大切にする。そんなイメージです。

有名なプロダンサーの多くはこのWDC系で、特に「ブラックプールダンスフェスティバル」という世界最高峰の大会はWDC系の超ビッグイベント。これは社交ダンス界の「甲子園」みたいなもので、ここで優勝すると一生の名誉になるんです。

WDSFとは?〜革新派のスポーツダンス帝国〜

一方、「WDSF(World DanceSport Federation)」は1957年に「ICAD」として誕生し、途中「IDSF」という名前を経て、2011年に今の名前になりました。

WDSFの特徴は**「ダンスはスポーツだ!」**という考え方。アスリートのように鍛え上げた身体で、スピード感とダイナミックな動きを重視します。

例えるなら、WDSFは「新設の体育大学」みたいな存在。最新の理論とテクノロジーを取り入れて、科学的トレーニングを重視し、オリンピック種目化を目指している。そんな感じです。

もともとはアマチュア向けの組織でしたが、2010年からはプロ部門も作って、WDCに対抗しています。

二大組織の壮絶バトル!〜ダンス界の「東西冷戦」〜

この二つの組織、実は仲があまり良くないんです(仲が良かったら。違う団体を作らないよね)。それぞれが別々の大会を開催し、別々のルールを持っていて、選手はどちらかの組織に所属することが多い。まるで冷戦時代のアメリカとソ連みたいな関係です(ちがうかも)。

WDCは「ダンスは芸術だ!表現力とエレガンスが大事だ!」と主張する一方、WDSFは「ダンスはスポーツだ!体力と技術が重要だ!」と主張します。

面白いのは、踊り方も違うんです。WDC系は優雅でしなやかな動きが特徴的。一方のWDSF系はアスリートのようなパワフルな動きが目立ちます。同じ社交ダンスでも、見る大会によって印象がかなり違うんですよ。

日本の組織は?〜ダンス界の"派閥争い"〜

日本にも両陣営の配下組織があって、これがまた複雑な状況を作り出しています。

WDC系には:

  • JBDF(日本ボールルームダンス連盟):日本最大の競技ダンス団体
  • JDC(日本ダンス議会):こちらもかなり大きな存在感
  • JCF(日本プロフェッショナルダンス競技連盟):プロを中心とした団体
  • NJDC(新日本社交ダンス連盟):やや規模が小さめ

WDSF系には:

  • JDSF(日本ダンススポーツ連盟):WDSFの日本代表組織
  • JPBDA(日本プロフェッショナルボールルームダンサーズ協会):プロを中心とした団体
  • New-DSCJ(新日本ダンススポーツカウンシルオブジャパン):比較的新しい団体

これらの団体はそれぞれ別の大会を開催していて、選手は複数の団体に所属することも多いです。日本の社交ダンス界はまるで戦国時代のような複雑な「派閥争い」状態になっているんです。

まとめ〜あなたならどっち派?〜

どちらの組織が良いとか悪いとかではなく、選ぶのはあなた次第。

WDC系が好きな人は「ダンスは芸術だ!伝統を重んじたい!」という人。 WDSF系が好きな人は「ダンスはスポーツだ!新しい風を吹かせたい!」という人。

大事なのは、自分の好きなスタイルや目標に合った団体を選ぶこと。社交ダンスを始めるなら、まずは各団体の特徴をよく理解して、自分に合った場所を見つけることが成功への第一歩です!

実はプロダンサーでも「WDC派とWDSF派、どっちが本当に上手いの?」という議論があって、今でも決着がついていません。それだけダンスには多様な価値観があるということですね。

ちなみに私は一応JBDFって組織に加入していますが、別になんでもいいです笑
上の人たちが勝手にやってればいいんじゃないの笑
私は別に他の教室とそれほどつながりも持ってないし、自分の生徒さんとだけ楽しく踊っていければいいなーと!

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